先日母が所用で長野県の富士見町へ行くので車に乗せて行ってほしいと言われたので、それならば道中に美味しいそば屋があるので、そこで一緒に昼食を食べようということになり、向かいましたのが、富士見町乙事にある「そば処 おっこと亭」です。
店名は「乙事」という地名から付けられたものですが、この富士見町には、宮崎駿監督の別荘があり、「もののけ姫」に出てくるキャラクターも富士見町の地名から名付けられたものが数多くあります。
「乙事主」という巨大な猪神もこの乙事から付けられたものです。
乙事は明治時代まで「乙事村」という集落で、元は「乙骨(おつこつ)」が転じたもので、おつこつとは「遠近(おちこち)」、つまりあちらこちらから集まった人達によって構成された集落という意味だそうです。
さて、そばといいつつ、だいぶそばから遠くなってしまいましたが、おっこと亭に戻ります。
こちらが外観。
事前に予約の電話を入れると、店員さんから今の時期はお客さんが少ないので、特に予約も必要ないですと言われたのですが、念のため。
店内は撮影を控えましたが、広々とした座敷と窓からの景色も良く、落ち着いた雰囲気。
標高1,200mの富士見高原で育った100%地元産の玄そばのそば粉を使用し手打ちそばとして提供しています。
母は温かいそば、私はざるそばを注文。追加で野菜の天ぷらを2人前。
しばらくして運ばれてきた、ざるそばがこちら。
母は綺麗に切り揃えられた麺が気になったようで、「これは手で切ったのかな、それとも機械かなぁ」と疑問を抱いていました。
その真偽は確かめることはしませんでしたが、喉ごしの良さ、程よいコシの強さがあり美味しく頂きました。
揚げたての天ぷらも歯応えサクサクの絶品で、料理が好きな母も、「これは家庭では真似ができない」と舌を巻いておりました。
レストランでの勤務中にお客様から、「どこか美味しいおそば屋さん知ってますか?」と尋ねられることがままあるのですが、そんな時におすすめしているマイフェイバリットのそば屋さんの一つです。
みなさんも富士見方面にお出かけの際は是非。
それではまた次回。